セメント工場跡廃墟
今回訪れたのは、メジャーな佐野レジャーランドとは正反対のマイナーで身近な所。
でも、セメント工場の廃墟という、ちょっと珍しい物件です。(2004/7/15探訪)

この夏草に埋もれつつある感じが何とも言えません。中央のタワーは美しいライムグリーンの塗装がサビで被われつつあり、
その横下のミキサーのオレンジも色あせてしまっています。写真左手、トタン板に被われた詰め所のガラスは所々割られ、
その前になぜかTV等の電気製品がまとめて遺棄されているのが見えます。

上左の写真は壁に補修のあとが見える詰め所。広さは20畳くらいでしょうか、奥のガラスが割られており、中にはもう何もありません。
その下は割れたガラス窓の先の位置に固まってうち捨てられている電気製品。
複数のTV、電子レンジ、CDラジカセ、携帯用TV、スライド映写機等、セメント工場の備品にしてはなかなかのモノです。
あの広くない詰め所になぜ複数のTVが必要だったのかは謎ですが、往時には中が区切られ、仮眠室でもあったのかもしれません。
それともミキサーの上の部屋にもTVを設置してたのかなぁ? だとしたら塵芥ですぐダメになっちゃいそうですが(笑)。
これらの機械類、捨てられた時はまだ稼働してた様なのでもったいないですね…。
右の写真はそのミキサー部。右手奥の配電盤がいかにもプロ用機器という感じでそそります。

ミキサーの横はこんな感じ、上の方にセメント工場独特のベルトコンベアが見えてますね。片側にトタン板が被せてあるのは、
石灰が風で飛ばないように、雨で濡れないようにという往時の技師の心配りだったんでしょうか…。
中央のドアを開けると先ほどの配電盤の前に出ます。足下に転がっている廃材はもう錆びてしまって何だったのかも解りません…。

上の写真の反対側はこんな感じで、うち捨てられたフォークリフトがもの悲しさを誘います。
これもそれなりに値段したろうに、この種の建築機械はかなりダブついてるので、売ることもできなかったんでしょう…。
それとも上の写真のうち捨てられたAV機器でも分かるように、ここからの撤去はかなり急いでいた感じも受けるので、
いきなり倒産して、資産整理の暇もなかったのかも知れません。
背後に見えている柵の向こうは常磐高速道。ひっきりなしに車が行き来する高速と柵一つ隔てただけで、
こんなに時間が止まった場所が展開している。なんとも趣深いものがあります…。
※オカルト風味
このセメント工場跡では、この詰め所が不気味でしたが、写真に撮るとやはりこのとおり。
左の窓2ついっぱいに白い不気味な顔が、右の2つの窓の上の透明なガラスには
肌色の多数の顔が重なって現れているではありませんか! これらはいったい…
気まぐれ廃墟探訪